コンストラクション・マネジメント(CM)とは何か?
利益改善
補助金・ 設備・施設管理
製品・サービス品質
建築コストダウンと建築品質確保
1 コンストラクション・マネジメントとは
CM(コンストラクション・マネジメント)とは、Construction Managementの略で、建設プロジェクトの企画、設計、発注、工事、引き渡しの各段階において、マネジメント技術を使って、「スケジュール管理」「コスト管理」「品質管理」「情報管理」などを行う業務です。
2 目的はコストダウンと品質確保
わかりやすく言うと、CMとは建築主の立場に立って建築工事のコストダウンや品質確保を実現するサービスを言います。
3 日本コンストラクションマネジメント協会が設立
CMは、1960年代のアメリカで生まれ、現在では一般的に採用されています。日本では、近年になって公共工事の品質・コストダウンの必要性からスタートし、日本コンストラクションマネジメント協会も発足しました。
4 民間工事も改修工事もコンストラクションマネジメントの時代
最近は、民間会社の建築工事や、改修工事などでも 品質確保や建築費の透明化やコストダウンを求める声が高まる中で、CMに関心が集まってきています。
日本独自の風習が生み出す弊害と賜物
1 日本のゼネコンの総合力
日本のゼネコンは、工事施工について、世界に稀にみる多岐に亘る管理を行っています。
2 顧客本位でない日本の建築
そのために良い意味では、コーディネート力があり、万能プレーヤーで工事のことは一通りわかっているという良さがあります。
悪く言えば、安全管理から自分の品質や工期そして安全に「お客様のために」というマインドで責任施工で臨むといった姿勢に欠ける面があると言えます。
3 わかりにくい原価や品質
なぜでしょう?ある意味元請が何から何かでカバーする請負体制のせいであり、工事利益も一般の会社や個人には原価がわかりにくいということから、工事原価や工事内容に精通した建設会社の「思うまま」になりがちといえます。
4 工事屋による独走を許さない
工事の専門家に「この金額ではこの程度です。」「このくらいかかります。」と言われても反論できる根拠が持てないのが通常です。
海外では当たり前のコンストラクション・マネジメント
1 諸外国のコンストラクションマネジメント事情
諸外国の工事施工の場合は、施工管理者(コンストラクション マネージャー)と専門工事業者間では、明確な契約の元に仕事を受託しています。
2 契約社会ゆえ、専門工事会社の施工品質を買う感覚
建築を施工する会社、設備を施工する会社、外構を施工する会社はそれぞれ総合力がなくとも、契約により、自主検査や検査表の提出で品質を担保し、お金の増減は工事の数量や仕様の変更に依存します。
3 工事は自主管理が建前
そして安全は自前で確保する自主管理が原則。施工管理者は専門工事会社の契約の履行確認と工事の進捗確認をすればよく、違反すれば契約に従って反則金等でペナルティを課します。
4 日本にはない安心して専門家に任せるしくみ
その点、日本の場合、そのような安心して専門家に任せるしくみが整備されていないのが実状です。
日本の建設業界の主流になるコンストラクション・マネジメント
1 日本でも根付きつつある法令遵守の考え方
日本も近頃欧米スタイルの契約社会に移行しており、コンプライアンス(法令遵守)が厳しくなり、契約通りでないことへのペナルティも常識化してきています。
2 欧米スタイルの工事契約への過渡期にある
その意味で、諸外国のスタンダードのような工事契約による専門工事、そして全体の技術管理を含めた進捗管理の主眼を置くコンストラクション・マネジメント化することは間違いありません。
3 コンストラクションマネジメントが常識化
日本のゼネコンもDX(デジタルトランスファー)時代の見える化とともにコンストラクションマネジメントが常識化する時代になりつつあると言えます。
4 先んずれば、他社を制す
もし、今御社でビルや工場、事業所の建築を予定されているとしたら、先取りして、コンストラクションマネジメントを活用する手があります。
➀ 相見積をとり、公正な競争をしてもらう。
② 相場から言って見積が高すぎないかをチェックさせる
③ 設計者や施工会社がそのプロとしての役割をきちんと担わせる
5 コンストラクションマネジメントは建設費のコストパフォーマンスで選ぶ時代
コンストラクション・マネジメントに費用を払っても、その何倍も還元できる、コストパフォーマンスが高いアクションを取ることが可能になります。
弊社のコンストラクション・マネジメントについては下記のページにてご案内しております。
≪ お客様の声 / 当社の強み / スケジュール感 ≫なども合わせてご案内しております!
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