インターネット広告に挑戦する!
IT・DX化
マーケティング
インターネットは事業の最重要ツール!
生活の中にインターネットが普及して久しく、最近は単なるインターネット検索で情報を探すのみならず、ChatGPTなど生成AIの出現により人間の思考や語り言葉を元に、欲しい情報を引き出せるようになり、またインターネットからのサービスや商品の購入も当たり前、というよりそれが主流となりました。
そういった環境変化に合わせて、中小企業の販売活動は、テレアポ、DMやチラシ、看板などの従前の広告手段がムダではないものの費用対効果が下がってきていると言えます。
つまり、相対的にインターネットを活用したPRが重要性を増しており、HPで自社の製品サービスが心に「刺さる」ようにアピールすること、それ以前にHPを見てもらうためにキーワードで検索される、あるいは有料のインターネット広告を活用してアクセス数を増やすことが必要です。
今回は、わかりにくいインターネット広告への挑戦を考えてみます。
インターネット広告のしくみを知る
インターネット広告は、Google広告やyahoo広告などがありますが、一番メジャーなGoogle広告についてみていきます。
グーグル広告は、課金制といって、キーワード検索により、広告掲載だけでは課金されず、広告を見て実際にクリックされサイト閲覧して1カウントとなり、課金されるしくみです。
そして、課金の金額は、キーワードの人気次第であり、入札金額として高い金額を提示した会社から上位に掲載されるしくみです。広告を掲載するには、次のような準備が要ります。
①広告掲載時にクリックしたくなる見出しや説明文の原稿を作成。
②1日の予算決定。最初は小さく開始します。
③自社の製品・サービスにマッチするキーワードを2ワード程度設定。
④コンバージョン(問合せ)の改善方法をGoogleのプランナーから学ぶ。
等が必要です。
インターネット広告で注意すべきこと
まず重要なのは、自社自身で広告の管理を行うか、広告の代理店に任せるかです。どちらにしても重要なのは、人任せにせず、問合せ数が増えなければ、それを自社の問題として、キーワードの変更やクリック率改善に自ら主体的に対応していくことです。
インターネット広告は実際のクリック数に応じて、課金されるという合理的な側面がある反面、結局は、有効な問合せが増加しないと意味がありません。
また、常に広告のヒット状況を監視(モニタリング)していかないと、あっという間に広告費がかさみ、予算のムダ使いになります。
インターネットの広告は、申し込みをもって売上が上がる反面、クリック課金のため、あっという間に費用が掛かっていく、ネットトレーディングのような即時性があることから、そのスピード感覚に慣れていくことが極めて重要で必須事項となります。
インターネット時代に行うべきこと
お金をかけて広告しても、消費者は、未だに広告をクリックすることに抵抗感があるのも事実です。
従前から、うっかり危ないサイトのURLをクリックして、ウィルスに感染するなどの被害があり、ネットユーザーがややトラウマ気味な面があります。その意味では、それでもクリックしてくれる人を対象にすることを留意する必要があります。
自社HPやコラムのキーワードから自社のHPに誘引する「自然検索」は、お金も時間もかからずに広告と同時にクリック数増加のために重要です。
また、更に重要なことは、折角HPに来ても欲しい製品やサービスの内容や価格が分かりにくい場合、すぐにページから離脱してしまうと理解することです。その為、HP内のページからページへ回遊しやすい「回遊性」を考慮しつつ、「欲しい!」と思った時にいつでも申し込みできるしくみが必要です。